おもひでぴろぴろ

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なんかこいつら、すげえ世界観もってるぜ... イギリスの5大プログレッシブロックバンドのひとつ、イエス(Yes)の代表曲を3つ紹介!

エスの代表曲を紹介する前に、まずはプログレッシブロックの説明から。

一言にロックといっても、「~ロック」という風にたくさんのジャンルがあります。

ポップなロックはポップロック、激しいロックはハードロックといった具合に。

そして、プログレッシブロックは、プログレッシブ(Progressive,先進的な)とあるように、数あるロックのジャンルのなかでも特に独創的で芸術性の高いジャンルと言えます。

プログレッシブロックに分類される楽曲は、まさにロックの概念や手法にとらわれないもので、目まぐるしく曲調が変わるのはもはや当たり前の世界です。

また、1曲が10分を超えることにとどまらず、中にはアルバム全曲の半分を1曲が占めたりと、音楽市場の常識を根底から覆した作品もあります。

イギリスには、そのような独自の世界観で世界中にその名を轟かせた5つのバンドがいます。

それが、今回曲を紹介するイエス(Yes)をはじめとした、ピンクフロイド(Pink Floyd)、キングクリムゾン(King Crimson)、エマーソンレイクアンドパーマー(EL&P)、ジェネシス(Genesis)の5つのバンド。

ぼくもここに挙げたバンドのすべてのアルバムを聴いたわけではないので、ゆくゆくはイエス以外のバンドも取り上げていきたいと思います。

それでは、イエスの代表曲を3つ紹介していきます!

#1 Yours Is No Disgrace

1曲目は「Yours is No Disgrace(ユアーズイズノーディスグレイス)」。

はい、さっそくこの曲は9分超えます(笑)

ギターとキーボードが奏でる疾走感あふれるパートは、まるでゲームのBGMのような感じです。

個人的には、青空の下を高速で飛び立つようなシーンが思い浮かびます。

この疾走感のまま走り切るのかと思いきや、ペースダウンして静かな曲調に...

この曲の流れをざっくりいうと、疾走→ペースダウン→また走り出す→またペースダウン...→またまた走り出してギュイーン↗→光の壁を越えて終焉へ...!みたいな感じですかね。

光の壁を越えてというのは曲の終わり方を聴いていてぼくが感じたイメージですけど。

なんかロックというよりはゲームのサウンドトラックに近いような気がします。曲は長すぎですが(笑)

#2 Roundabout

 つづいて、2曲目は「Roundabout(ランダバウト)」。

もう、曲の長さについてはあれこれ言いません。この曲も8分超えます。

西洋のファンタジーっぽいアコースティックギターの物悲しげな音色から始まるこの曲は、バラードかと思えば全然違う(笑)

めちゃめちゃグルーヴィなベースが唸るノリノリな曲に一変します。

エスの曲はイントロでその曲がどんな曲なのかまるでわかりませんね。

この曲はノリノリですけど、どこかこの曲もロックっぽくない...

もう完全にイエスの世界観ですね。

この曲は「ジョジョの奇妙な冒険」のエンディングで使われていたそうなので、知っている人は多いかもしれません。

なんでもこの曲がアニメのエンディングに使われたおかげで、アニメイトなどのアニメ専門ショップにイエスのアルバムが店頭に並ぶという奇妙な光景が見られたそうです(笑)

#3 Awaken

3曲目は「Awaken(悟りの境地)」。

いきなりまばゆいピアノの音色!

この曲は15分を超えていますが、もはや曲の長さは気にしてはいけません。

邦題に悟りの境地とあるように、スピリチュアルで、神聖な印象を受ける曲です。

ギターもキーボードの音色も、まるで天から降り注ぐ光のよう。

さらにチャーチオルガンがこの曲により神聖なイメージを演出しています。

曲の中間におとずれる静かなパートは、さしずめ悟りに至るまでの瞑想の状態を表現しているんでしょうか。

その後はさらに神聖さが増し、曲が終わるころには心が洗われたような不思議な気持ちになります。

もはやロックじゃない気が...(笑)

 

プログレッシブロックのほんの一部を紹介しましたが、どうでしたか?

全然ロックっぽくない!と思われた方は多かったんじゃないでしょうか?

ぼくもその一人です(笑)

ぼくは3分くらいの長さでもっとロケンローしてる曲が好きなので、あまりこういったプログレッシブロックは普段聴かないですねぇ~。

しかし、じっくり聞き込んで、バンドの世界観に迷い込んでみたい方はこういったプログレッシブロック、おすすめかもしれませんよ?

The Ultimate Yes: 35th Anniversary Collection